私の「常識」からすると、新鮮な魚は頭(かしら)がおいしいのに。そんな質問があるか??
それに、ハゲの頭をとったらその身は半分になってしまうではないか。
その頭(かしら)の中にある身を食べるのを私などは「せせる」と言うのだが、皆さんはどうだろう。
国語辞典や古語辞典では「つつく」とあるのだが、単なる「つつく」とは微妙に異なる。
あちこちの骨の裏あたりを突くといえば突くが、さらに、骨の端に付いた身を口の中で歯と舌でそぎ落とし、さらには吸ったりして徹底して食べ尽くすのが「せせる」感じに近い。
まあ、肝を含めて非常に美味しく戴いた。
昔々釣りに誘われて行ったとき、外道としてフグなどと一緒によく堤防上などに捨てられていたのはどうしてだろう。
それはそうと、そのハゲはチリ鍋にして「かぼすこしょう」と「花柚子」と「ポン酢」で戴いたのだが、その鍋料理用の「取って」のついた小鉢を「とんすい」というのは長い間知らなかった。ただ小鉢とだけ言っていたが、熱々の鍋料理にはあの「取って」が力を発揮する。
中国語の「湯匙(たんし)からきた説、長崎の方言説、水を飲む匙「呑水」説、諸説あるらしい。
「とんすい」という名前も知らなかったくらいだから論評する資格もないが、関わった先人は偉い。
このハゲは「マルハゲ」でしょうか「ウマヅラ」でしょうか?なんて云うと一般人にはチンプンカンプンかも、、、関西のスーパーなら「ウマヅラ」でしょう。
返信削除昔、天神橋筋の居酒屋で冬場になるとハゲの薄造り(肝醤油添え)を安価で食べさせてくれました。大将曰く「皮を剝ぐとその下にもう一枚薄い皮がある、これを取るとさらに美味しゅうなるんや」と教えてくれたのを想い出します。
ウマヅラではありません。ウマヅラの頭を取ったら3分の1になってしまいます。肝は抜群でした。
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