テレビの天気予報に『暑さ指数』という言葉が登場している。 気温とよく似た 数字(例えば「31以上」とか)のため、「温度のことではありません」とはいうものの詳細はわかりにくい。
環境省のHPに解説があった。一番わかりやすい『今日の暑さ指数』という予測値(予報)についてみると、暑さ指数(WBGT)の予測値=0.735×Ta+0.0374×RH+0.00292×Ta×RH+7.619×SR-4.557×SR2-0.0572×WS-4.064 【Taは気温(℃)、RHは相対湿度(%)、SRは全天日射量(kW/m2)、WSは平均風速(m/s)】として算出しているらしい。同HPにはそれぞれの詳細な観測方法も掲載されている。単純にいえば、気温と湿度と日射・輻射を勘案した指数のようだ。
厚労省は「熱中症予防のため、屋外で人と2m以上離れている場合はマスクをはずすよう」訴えているが、『世間の同調圧力』の方が怖くて着けたままの人がほとんどだ。マッカーサー曰く「日本人は12歳だ」が悔しいが、否定しきれない。
大阪管区気象台は大阪市中央区大手前の第4合同庁舎にあるが、その東の第2合同庁舎の東隣の広場(NHK大阪放送局の南側)にアメダス等の観測設備がある。昔は百葉箱があったが今はもうない。元になるデータはここで計測されている。
さて、現在の自公政権は科学や統計に対する酷い軽視がある。科学や統計に対する嫌悪と言ってもよい。少し古臭い話にまで話を膨らませると、敗戦時に軍部や政権は膨大な資料を焼却(証拠隠滅)したが、その折、中央気象台(現気象庁)の科学者たちは忖度せず、データを死守してその後の気象予報に貢献した。こういう話は公務労働運動でも語り継いでほしい。(そのことは2019年6月16日の記事に書いた)
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