2021年7月20日火曜日

暑さ指数(WBGT)

   テレビの天気予報に『暑さ指数』という言葉が登場している。    気温とよく似た 数字(例えば「31以上」とか)のため、「温度のことではありません」とはいうものの詳細はわかりにくい。

 環境省のHPに解説があった。一番わかりやすい『今日の暑さ指数』という予測値(予報)についてみると、暑さ指数(WBGT)の予測値=0.735×Ta0.0374×RH0.00292×Ta×RH7.619×SR4.557×SR20.0572×WS4.064 【Taは気温()、RHは相対湿度(%)、SRは全天日射量(kW/m2)WSは平均風速(m/s)】として算出しているらしい。同HPにはそれぞれの詳細な観測方法も掲載されている。単純にいえば、気温と湿度と日射・輻射を勘案した指数のようだ。

 厚労省は「熱中症予防のため、屋外で人と2m以上離れている場合はマスクをはずすよう」訴えているが、『世間の同調圧力』の方が怖くて着けたままの人がほとんどだ。マッカーサー曰く「日本人は12歳だ」が悔しいが、否定しきれない。

 大阪管区気象台は大阪市中央区大手前の第4合同庁舎にあるが、その東の第2合同庁舎の東隣の広場(NHK大阪放送局の南側)にアメダス等の観測設備がある。昔は百葉箱があったが今はもうない。元になるデータはここで計測されている。

 さて、現在の自公政権は科学や統計に対する酷い軽視がある。科学や統計に対する嫌悪と言ってもよい。少し古臭い話にまで話を膨らませると、敗戦時に軍部や政権は膨大な資料を焼却(証拠隠滅)したが、その折、中央気象台(現気象庁)の科学者たちは忖度せず、データを死守してその後の気象予報に貢献した。こういう話は公務労働運動でも語り継いでほしい。(そのことは2019年6月16日の記事に書いた)

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