2021年7月26日月曜日

不如帰

 動画といっても 近所の早朝の小山が映っているだけ。

 ただ耳をすませば、不如帰(ほととぎす)の声がしている。

 不如帰は、『帰るに如しかず(かえりたい)』という意味。

  古代中国、蜀の望帝・杜宇が、家来の妻と不貞を働いたために退位させられ、 望帝は不徳を恥じ国を逃れたものの、その後復位を望むが叶わずに亡くなり、ホトトギスに姿を変えて『不如帰(かえりたい)』と泣いたという。

 ネットの翻訳機能で不如帰という文字の中国語の音声を聞いたが、現代中国語ではどうもホトトギスの声には聞こえない。古代蜀の言葉ではどう発音したのだろう。疑問は連鎖・拡大するがそれもまた楽しい。

3 件のコメント:

  1.  だいぶ小さくて聞こえづらいがホトトギスの声が分ったでしょうか? 目の前が川なものでその音が雑音のように入っています。 もちろん、時々鳴いているコケコッコーではありません。特許許可局です。

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  2.  後半、確かに聞こえました。ホトトギスで思い出すのが二つ、「河内音頭」の中「八千八声のホトトギス 血を吐くまでも務めぇ~ましょ」望帝の故事と繋がるような気がします。
     それと、これは「仏法僧」の話、中学校の教科書だったかNHK名古屋放送局が「ブッポウソウ」となく鳥の正体を明らかにしようと愛知県の鳳来寺に行き、声の主が「コノハズク」で姿のきれいな「仏法僧」ではなかったという話です。

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  3.  ひげ親父さんの指摘に続けて、・・・「泣いて血を吐くホトトギス」ですが、ホトトギスは口の中が赤く、けたたましい鳴声故にそうなったと連想されました。正岡子規の子規もホトトギスという意味ですが、結核を患い血を吐く自分をそうなぞらえたというのも驚愕です。今回のは相当遠くでしたが、家の近くに来たときは相当大きな声です。

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