2021年7月10日土曜日

嘘も方便

   「嘘も方便」ということわざがある。「嘘をつくことはいけないことだが、時と場合によっては必要なときもある」という意味で、確かに、病院へお見舞いに行って正直に「深刻なご様子で快復は無理でしょう」と言うバカはいない。

 語源(由来)のひとつは仏教の「法華経譬喩品(ひゆまたぼん)」の「三車火宅(さんしゃかたく)」と言われている。ネットで検索したところ次のような文章があった。

■ 長者の家で子供たちが遊んでいました。 家が火事になっても子供たちは遊びに夢中で火事に気付いていません。長者が子供たちに逃げるように伝えても言うことを聞きませんでした。 そこで、長者は子供たちに「お前たちが欲しがっている車が家の外にある」と言い、子供たちを外に連れ出すことに成功しました。 引用元:創価学会公式サイト ■

しかし、ほとんどの辞典に付記されているように、「嘘も方便」を、自分の嘘を肯定する使い方は間違っているし、目的のためには手段を選ばないとの理解(曲解)は言語道断。もちろん仏の道にも反している。

大阪の街中に掲載したようなポスターが氾濫している。「全国民にワクチン確保」が実現したらしい。テレビ新聞の「供給停止」「新規予約中止」報道は何なのだろう。私の知り合いの大阪の高齢者にはまだ予約もできていない人がいるのはどうしてだろう。なむ~。

内閣府の発表した6日時点の都道府県別ワクチン接種率(供給量に対する接種率)では、1位が宮崎県の67.8%、ワースト1が大阪府の45.5%。そんな大阪の知事や市長が他県の選挙の応援に行って「大阪は進んでいるぞ」と演説する醜悪。

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