2021年7月23日金曜日

レジスタンス

    「五輪中止の緊急ネット署名」呼びかけ人の一人、飯村豊氏が赤旗の一面のインタビューに登場された。元外務省官房長、在フランス大使などを歴任された人で、「私は穏健保守です。赤旗に登場すれば友人たちはびっくりするでしょう」と言うが、違う角度から好意的に見て私も驚いた。

 登場された理由を元在フランス大使らしく、「第2次世界大戦でナチス・ドイツに占領された時、ドゴール将軍やフランス共産党がレジスタンスで共闘した」と例え、これまで社会運動とは縁がなかったが、「いわば統一戦線です」と言い切っておられた。

 フランスのレジスタンスでは、「神を信じる者も信じない者も」という有名な詩のように、キリスト教会と共産党もナチのファシズム(全体主義)に対して統一戦線を結成して闘った。

 さて今日、腐敗し切った自公政権を目前にして市民と野党の共闘が本気で求められている現代、一部の野党と労働団体の中で「左右の全体主義を排す」とか言って、「左の全体主義とは共産党だ」というような時代錯誤の発言があった。

 先にあげたような、歴史上もっとも熾烈な反ファシズム統一戦線の勉強ぐらいしていてほしいし、真摯な元大使の姿勢を見習ってほしい。

 フランスレジスタンスの歴史を知らなくても、中学の社会では「御用組合」というのを学んだはずだ。労働組合の役職が企業内の出世コースに組み込まれていて、企業の代弁をして労働者の団結と要求行動を押しつぶすのが「御用組合」で無かったか。

 飯村氏曰く「たとえ開催が強行されても、最後の最後まで中止を訴えますと・・。

2 件のコメント:

  1. この新聞記事、私も共感して読みました。今ほど市民と野党の共闘が求められているときはないのに...。運動の分断を使命として動く人物が必ず現れる、いつの時代も。腹立たしいかぎりです。

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  2.  何か一市民としてできることはないものかともどかしい気持ちもありますが、目前に迫った衆議院選挙の主戦場は比例区でしょうから、そこで頑張ろうかと考えています。

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