2021年6月14日月曜日

予防接種を終えた

   2020125日に『隠岐さや香氏のパリ・レポート』を書いた。氏は20203月、研究調査のためパリにいた。新型コロナ肺炎は、当初は日本よりも欧州の方が抑え込んでいるようなイメージだったが、まずイタリアでロックダウンが導入され、程なくそれはフランスにもやってきた。

 パリでロックダウンが施行されたとき氏が驚いたのは、それまで黄色ベスト運動を含め激しい抗議活動が日常化していたそのフランス人が、まるで予め訓練されていたかのように日常から非常時への切り替わりを察知し、それまでの自由奔放さからは想像出来ない従順さで命令に従ったことである。

 欧州全体を大まかに観察する限り、緑の党やフェミニスト的な左派はロックダウンを受け入れるムードであり、経済自由主義的な右派はそれを「自由の侵害」と捉える傾向が目立った。左派は基本的に‥未知のウイルスを通じて自分が他人を、あるいは他人が自分に害をなさざるをえない状況を避けるために、己の自由への制限を受け入れたのである。

 対して経済自由主義的右派は、どちらかといえば弱肉強食の市場競争のための「自由」に肯定的で、経済活動全般に対する規制には否定的な傾向であった。氏の感想は、「マスクなんかしない」と演説していたトランプ及びその狂信者のニュースとも全く符合する。

 このパリ・レポートを東洋風にいうならば、このブログでも先日来「忘己利他」という言葉に何回か触れてきたことと同調する。あるいは、2020128日には『悟りの境地に幸あれ』として佐々木閑教授の話を書いたが、そこでは「お釈迦様の悟りの代表的なものは三法印(さんぽういん)で●諸行無常(しょぎょうむじょう)この世の全てのモノは変化し壊れていく ●諸法無我(しょほうむが)自分中心にモノを考えてはならない ●涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)欲望や憎しみなど自分勝手な思い込みを無くすと苦しみが消えて楽になる・・と書いた。つまり「忘己利他」の淵源は「諸法無我」だと思われる。

 以上のとおり考えた結果、政府や自治体の諸施策には大いに不満も疑問もあるものの、私は可能な限り努力をしてワクチン接種を受けることにし、13日には2回目の接種を終えた。2~3週間後には高い確率で抗体が生まれているだろう。

 友人たちが接種を終えたなら、密集、密接、密閉を避け、2~3m以内の人との接触の場ではマスクをし、その他手洗いや消毒用アルコールで対策をとるなら、集合した行事が可能になるだろう。そんな夢を見ている。ただ、退職者会会報最新号には「医師から既往症のため接種できない」と言われてショックを受けている旨の近況報告もあったから、それぞれの条件の下で最善を尽くすしかないようだ。具体的な支援ができないのが残念でもある。

3 件のコメント:

  1.  妻に副反応が出ました。腕の痛み、だるさと発熱、倦怠感で、鎮痛剤を服用しました。ただネットでは若くて元気な人の方が副反応が出やすいとあるので、反応なしの私の方が喜んで良いのかどうか?

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  2. 奥さま 若い ! 夫婦二人 私達も副反応無しでした (-_-) (-_-) 次 2回目は 少し ドキドキしてます 。

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  3.  ミリオンさん、2回目はドキドキよりも楽しみです。お孫さんたちとも堂々と会えないでしょうかね。

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