2019年12月16日月曜日

特許公開

 老人ホームで餅つき大会をしたが、スタッフの皆さんから「全国の福祉施設に売れば絶対に売れる」とお墨付きをいただいたのが私の作成した2本の「超軽量福祉杵」だった。
 しかし、山中伸弥先生ではないが、全世界の入居者の皆さんの幸せのために私は特許は申請せずに公開する。

夏ちゃんの使っているのは
子ども用のほんとうの杵
   杵の先は大型のペットボトル。丸い方がよい。
 口の方は首の付け根でカッターか鋸で切断する。
 ペットボトルの内側をスプレー式塗料で塗装する。
 ラワン材のような軽い棒で柄を作る。
 ペットボトルの片方に棒の径の穴をあける。
 そこへ差し込んで接着剤で止めた棒をペットボトルの向こうに到達させて、ペットボトルの外側からネジ釘で固定する。
 ペットボトルの上の口をガムテープで蓋をする。
 完成!

 入居者の何人が元気になったかしれない。私の杵のなかった時代は入居者はいわば観客だった。
 それが、ある人は車椅子のまま介助を受けて、ある人は自力で、みんな本気でお餅をついていた。ほんとうに本気だった。
 入居者の孫も曾孫も参加した。私の孫の夏ちゃんも!。夏ちゃんは今年は姿勢も決まってきた。

 少なくない世間では、食中毒が怖いからと餅つき行事を中止するという「超過剰反応社会」である。馬鹿なことだ。
 このホームでは出来立てのお餅を善哉にしてみんなで食べている。
 こういう常識が奇異に映るのはおかしい。

 中村哲医師の爪の先にも到達はできていないが、皆さんに喜んでいただける活動がハマった時はこれほどうれしいことはない。
 という意味では一番自分が楽しんだ行事と言えるかもしれない。

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