2018年4月3日火曜日

新年度はじまる

 実につまらん些末な日常のことであるが・・・、
 今年の4月1日は日曜日であったから、少なくない職場では2日が年度替わりの初出勤(人事異動の辞令交付日)となったことだろう。
 官民を問わずサラリーマンは、懸案事項はできるだけ片付けてから出ていくのが当然に常識だが、中には人事異動をよいことにして本来なら片付けられたはずの「未処理」を引継ぎにする者もいるから、未経験のポストに異動した場合の少なくとも1か月間は憂鬱なものだった。五月病とはよく言ったものだったが今になってみれば懐かしい思い出だ。

 さて、ニッサンにゴーン社長が来た頃から日本の社会と会社が変わったと言われている。
 それまでの家族主義は陳腐だと退けられ、首切りや賃下げが「リストラ」などという言葉に置き換えられ、まるでそれが流行で正しいことのように喧伝されるようになった。
 政府周辺でいえば竹中平蔵に代表される「新自由主義」「市場原理主義」が闊歩し始めた。
 だから昨今の勤労者の職場は全体として辛いものになっており、昨日(つまり2日)、新しい職務を命じられた人の不安は私の思い出に倍する以上のことだろう。それでも頑張ってほしいと願うばかりだ。でも不条理を抱え込んでは駄目ですよ。

 前段に指摘した「新自由主義」の、その正当な落とし子が安倍政権であり維新の面々である。
 結局庶民の購買力を低下させたまま日銀による官製株式相場で糊塗しようとするものだから、何かの一つ覚えのようにアベノミクスと唱えようとも世界的に見ても異様な経済の低迷を生んでいる。
 そして、国つまりは国民の財産を「お友達」で奪い合うという政治だった。その現代版がモリカケだ。

   ところが、政治状況のあまりにひどい閉塞感と不正の数々に庶民はうんざりし、無気力感さえ生まれているが、それこそが為政者の狙いだろうと私は思う。
 「いつまで森友だ」という練られた誘導に乗ってはならない。それは罠だ。
 政治を正しくする秘訣は「諦めないこと」だと実感している。新年度を画期的な年度にしたいものだ。

 孫が「療育施設」という、まあ保育園のようなところに通うようになった。
 何ということはないが「1ランク昇格」と夫婦で言い合っている。
 2日は綺麗な満月だった。そういう未来であってと月に願いつつ・・・。

    療育の入園式の朝風に祖父は鯉のぼりをただ揚げるのみ

    鯉よ泳げ孫療育の入園式

4 件のコメント:

  1.  歌も句も秀逸、胸にグッときました。じいちゃん、ばあちゃん、がんばれ!!
    凛ちゃんがんばれ!

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  2.  ひげ親父さん、過分なコメントをありがとうございます。嘘でもよいから豚もおだてりゃ木に登ります。

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  3. 凛ちゃんの入園式 可愛い可愛い一歩ですね。遠くから 沢山 沢山、応援してます�� 凛ちゃん ファイト!

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  4.  ミリオンさん、ありがとうございます。平均児がくれる1年間の楽しみを3年間はくれます。家族もそのペースで成長します。祖父母は入園式そのものには出席していません。ただ「ここまで来たか」と喜んでいるだけです。

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