2018年4月28日土曜日

みんな違う子どもたち

   小さい孫を預かったときにEテレの『おかあさんといっしょ』の『ブンバボン』という体操を観たりする。
 小さい子どもたちが体操のお兄さんと一緒に体操をする。
 上手に踊っている子もあれば、ただただ立ち尽くしたままの子、後ろの壁に座り込んだままの子、外側へ出ていってしまう子がいる。

 ここに出るには相当の倍率の競争らしいから、お母さんにとっても「いざ本番」だったに違いない。
 カメラの横や後ろでがっかりしているお母さんの顔や溜息が手に取るように判る気がする。
 孫の凜ちゃんが出られたとしたら、きっとその組だろうから、自分たち祖父祖母の未来予想図の気持ちで「ご同輩」という感じで笑ってしまう。

 先日はダウン症と想像される子供が出ていた。やはり少し立ち尽くしている場面があった。
 いろんな葛藤があっただろうが出演させたお母さん※を大いに称賛したい。
 世の中にはいろんなハンディを背負った子がいて当然だ。「できる子」だけの番組であっていいことはない。
 わが孫の親はどう思っているか知らないが、祖父祖母は凜ちゃんも歩けるようになったら出したいなあと言い合った。

 学者先生は他人と比べたりするな!というが、その様子が気にかかるというのが人情だ。
 私の孫の場合、フェースブックの市田さんのお孫さんとほとんど同じ年齢だ。
 市田さんのじじ馬鹿ぶりのFBを読むと、「標準的にはこうなんだなあ」と思ってしまう。
 当然、お孫さんは普通に歩いてしゃべっている。

 反対に病院に行くと、重い症状の子どもやお母さんたちをいっぱい見る。
 見た目だけならウチの凜ちゃんも「軽くていいなあ」とさえ見えているだろう。心臓も耳も外からは見えない。
 ※のお母さんに見習って、多様な人々がそのままで楽しく生きられる社会にするため、祖父ちゃんは発信し続けるつもりである。

   涼風も病の子らは持て余す
   暑い日の後に涼しくなった。早速孫は風邪をこじらせた。

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