2018年4月2日月曜日

万愚節

3月27日の三分咲きのときのもの
   正直に言うと私はトランプと金正恩の米朝関係が一挙に平和条約まで進むとは思っていない。
 外交ごとだから今後二山も三山もいやそれ以上に問題は出て来るだろう。
 それでも、南北会談、中朝会談などで大きな一歩を踏み出したことは間違いないし、対話を重ねることが次のステップを用意することは間違いないと思う。

 そして、韓国、アメリカ、中国の対応を見るにつけ、一人蚊帳の外の安部外交の無策、失敗が日本国民として情けない。

 各国が外交努力を重ねているときに、この国の政府は「対話のための対話はしない」などと粋がって、頭を覆ってミサイル避難訓練なるものを国民に強いていた。

 その情けない外交の主人公の一人河野太郎外相は31日高知市で講演し、北朝鮮が新たな核実験に向けた準備と受け取れる動きを見せていると明らかにした。
 「(過去に)核実験をした実験場で、トンネルから土を運び出し、次の核実験の用意を一生懸命やっているのも見える」と述べた。(毎日新聞)

 関係各国が水面下で外交協議を重ねてきたのに比べられてあまりに恥ずかしかったのかもしれないが、ほんとうにこの人の頭の中はどうなっているのだろう。
 米韓合同演習が「配慮」された規模であるというこのときに、いくら何でも北が核実験をするだろうか。
 読者の皆さん、貴方が金正恩ならそういう選択でどのような勝算を描きますか。
 あ、そうか、今日は万愚節だった。え、フェークニュースでない。

    春暑し手袋ふたつも落ちている
    囀りとくしゃみの響く花見かな

1 件のコメント:

  1.  【ワシントン時事】米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は2日、河野太郎外相が3月31日、「(北朝鮮が)次の核実験の用意を一生懸命やっているというのも見える」などと述べたことについて、最新の人工衛星画像を基に、北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場では「過去数カ月に比べて活動は大幅に減少している」と反論した。 (時事通信)

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