晩秋から赤い実をいっぱいつけていた窓のすぐ外の「西洋カマツカ」には、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ジョウビタキ、ムクドリ、ツグミなどが順番にやって来て、薄いカーテン越しに室内の私たちを楽しませてくれていた。
少し離れた庭の隅の方には「黄金(コガネ)モチ」もあり、これも競うように赤い実をつけていた。
その二つの木とも今は実が一つもなくなって、野鳥たちの関心は隣家の鼠(ネズミ)モチの方に移っている。
そして、わが家の餌台を雀も交えて取り合っている。
ただ、去年たくさん来ていたヤマガラの数が非常に少なくなった。
去年などはガラス戸のすぐ外にまでヒュンヒュンと飛び回っていたのに・・・・。
猫にやられたのか、鳥インフルエンザか、マイナスの想像がグルグルと頭をよぎる。
・・・・このように書くとわが家の庭はのどかな野鳥の楽園のように映るだろうが、実はそうとも言えずペアらしい二羽のヒヨドリの「縄張り」(シマ)になっている。
この二羽が満腹の時も始終見張っていて、特に他のヒヨドリが近づこうものなら猛禽類の形相で追っ払う。
なのでこのヒヨドリを私はトランプと名付けてその空中戦を見物している。
そのトランプは、安倍首相が「腰を据え理解を求めたい」と国会答弁した直後に、TPP離脱の大統領令にサインをした。
この一事でも安倍晋三の落第生ぶりは明らかだ。(TPPを肯定して言っているのではないが)
トランプは、口先とは裏腹にウォール街の代表をスタッフに参画させ、より露骨な多国籍企業保護政策を推進するだろう。
そのための二国間自由貿易協定に取り込まれるのが必至の安倍内閣を早期に退陣させないことにはこの国は破滅に向かう。
そんなことを考えながらイクジイをして、孫に「いい匂いやろ」と言って臘梅を嗅がしたら、一瞬にして一枝の花を全部むしり取ってしまった。
ヒヨドリに喰われるのには腹が立つが、孫の振舞いは何でも許せる。
臘梅をむしり赤子(あかご)は自慢顔
風光る照葉樹とは名言
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