2015年12月11日金曜日

冬野の断章


 凩でなければ冬野も悪くはない。
  冬空に輝く楝(おうち)の実はまるでクリスマス飾りのようだ。
 冬鳥の代表ともいえる尉鶲(ジョウビタキ)も家の前で「火火火カチカチカチ」と毎日定刻に挨拶をしてくれる。
 そしてお馴染み山雀(ヤマガラ)も。
 窓近く30センチほどのところにヒマワリの種を置いてみたらひっきりなしに訪れてくれるようになった。
 孫の夏ちゃんはヤマガラの声も識別できるようになった。
 それもそのはずで、庭を歩いていると頭すれすれのところを飛んでくれたりする。
 人懐っこくて可愛いヤツである。
 夜には新月と星が並んでいたが、撮影日の2日ほど前だったなら文句なしに「新月旗」のようだっただろう。
 新月を親しむ地で、戦火の下の子供たちは同じ空を見上げて何を思っているだろうか。
 我が家の裏にはケヤキの街路樹が5本あり、週2回の「燃えるゴミ」に併せて落葉掃きをする。
 一度に45ℓゴミ袋5個ほど作るとほとほと疲れる。
 しかしそれはまだいい。掃いたすぐあとからパラパラパラと降ってくる。それを掃いたらまた降ってくる。
 そういえば「徒労刑」というものがあったなとその厳しさを想像できた気がした。



2 件のコメント:

  1.  今日は夫婦二人だけで山雀の訪問を楽しんでいる。
     妻は可愛い可愛いと言ってヒマワリの種をドンドン補充している。
     5~6羽がひっきりなしにやって来るので私は「もったいない」とブレーキをかけている。

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  2.  12日(土)、今日は夏ちゃんファミリーとBBQをした。
     BBQをしている庭の夏ちゃんから3メートルも離れていない餌台にひっきりなしに山雀がやって来て、すぐ側の木の枝でヒマワリの種をコツコツ、コツコツと割るものだから、夏ちゃんも大喜びだった。

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