2014年1月15日水曜日

寒風に抗して


  大寒波の日に、小正月には少し早いがBBQコンロを持ち出してお正月飾りのとんどを厳かに執り行った。
 橙だけを野鳥用に庭木に刺し、その外は綺麗に焚き上げた。
 ゴミに出すよりはるかに気持ちがいい。
 まさか野焼き禁止条例に違反してはいないだろうが???
 ついでに、コンロ(焚火)の上に土鍋を置いて、石焼芋も焼いた。完璧な出来栄えだった。
 さらに、「コンロ開き」というか「焼肉始め」を挙行した。

 世の中はどういうわけか、非合理な「常識」が流布されていて、BBQは夏の行事だとの誤解があるが、暖をとりながらのBBQはどちらかというと冬の行事だと私は考える。この時期だと蠅も蚊も来ない。快適である。
 しかし、秋に大きな木を伐ったから透け透けの庭であるので、道行くお方は「あっ、BBQしてはる。」と声に出すほど予想外という顔をして驚いていかれる。
 今年もこのようにご近所から変人扱いされそうだが構わないか。

 BBQのあと、孫と祖母ちゃんが凧上げに行った。
 凧の方に向かって走り回ったり、手を放したりと、祖母ちゃんは孫守に疲れたと報告があった。
 また、孫はよく似た年恰好の子を見ると喜んで、糸の絡まることなどもちろん考えずに、友達に近づいて走り回るらしい。
 だから絡まったわけではないが、寒風に気を良くして高々と上げたら糸が切れて飛んでいったという。
 お父さんが遠くの民家の屋根に引っかかっているのを見つけて回収できたと言っていた。
 正月早々に孫から電話がかかってきて、「爺ちゃん、カイト買って!」と頼まれた凧で、どこも売り切れで4軒目にようやく入手できたものだったから、なくしたら又探し回らなければならないところだった。よかった。といいながら、そうなれば手作りだなと半分喜んでいたのだが。

 ‟爺ばか日誌開き”になった。

3 件のコメント:

  1. 私はBBQと云えば「ローハイド」の場面を思い出します。ウイッシュボンのオッサンの作る不味いチリビーンズ(豆と干しベーコンの煮込み)をカーボーイたちが仕事の合間にかき込んで行く。必ず誰かが「こんな不味いものが食えるか」と皿ごと地面に叩きつける。そこでオッサンが「食いたくなけりゃさっさと寝ちまえ!と毒づく。そんな豆料理が食べたくて学校から帰るとホーローの鍋で試行錯誤しながら作っていました。多分味は全く別物だったと思いますが首にハンカチをまいてカーボーイ気取りで食べていました。

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  2.  いやいや、私も中学生のころネッカチーフを巻いていました。
     ローハイドのようなネッカチーフは売っていなくて、おばちゃんが愛用するようなネッカチーフで我慢してました。ははははは。山之口商店街で買いました。

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  3.  読者の皆さん、冬こそBBQをしませんか。私は昨日、炭を新たに購入してきました。

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