家の前は街路樹がケヤキで、ちょうど落葉(らくよう)の真っ最中だ。
上の方の葉っぱが順番に下の葉っぱに触れながら落ちてくる音は結構大きく、風もなく道路上の落葉(おちば)が舞っているわけでもないのに カサ カサ カサ カサ カサ カサ と植物とは思えないような音を立てて動的に冬支度を急いでいる。
私は四季折々に姿を変えるこのような落葉樹が好きである。
とはいうものの、その落葉の量は半端でない。
さらに、どういう訳か風の癖で、そのうちの圧倒的多数が我が家の前に吹き溜まる。
そうなると、「マナーの悪い愛犬家?」が後始末もせずに去って行く。
だから、週に2回、45ℓのゴミ袋を5袋ずつぐらい出しているが、まだ写真のとおり残っている。
終いには「嵐のような木枯らしが早く落としてくれないか」と祈ってしまう。
柿の複雑な紅葉も終わった。
それこそ真っ赤に染まっていたアメリカハナノキも丸坊主だ。
そして、素晴らしい紅葉を期待して庭の主木たる一等地に植えたレインボーメイプルは、今年も数枚だけ紅葉させただけで、面白くもなんともない色合いで「のそーっ」と立っている。
そんな庭で結構頑張っているのがセイヨウカマツカ(写真)で、誰にも注目されないにもかかわらず健闘しているようで「ウイな奴」だ。
ただその実は、全く甘くなく楽しくない。
それでも冬枯れの頃になるとヒヨドリが盛んに啄ばんで飛んで行く。
0 件のコメント:
コメントを投稿