2013年12月2日月曜日

御堂筋パレードで不評を買う

  12月1日は、実は義母の外泊の日だった。
 リハビリを兼ねた家族カラオケ大会も用意してあった。
 しかし、今のところ義母の方は2週間後にやり直すのも可能だが、秘密保護法は待ったなしの情勢に思えた。
 ということで、カラオケ大会は妻と妻の姉に任せて、秘密保護法反対の御堂筋パレードに参加した。天候は「集会日和」だった。
 金曜日に集会の情報を得て、何の指示も動員もないのにたくさんの市民が集まった。
 3時半に終了の予定が、私たちが流れ解散したのが5時近くだったから、自覚した市民の底力に確信を持つべきだろうと私は思う。
 用意したオールドファッションのプラカードは知らない参加者からも「いいですね」と好評だったが、私がパレードを飾ろうと用意したシャボン玉は「泡が服に付くとシミになる」と大きなブーイングだった。
 そして、ミニハンドマイクでそれぞれが市民にアピールしませんかという試行も、「音が小さい」とか「私はいいです」というように、今一つだったかもしれない。
 しかし私は、どうしたらデモンストレーションが市民に広がるだろうかと悩んでいるのだ。
 例えばシュプレヒコールとミニハンドマイクのアピールのことだが、一見したところ、大きなマイクでシュプレヒコールを唱和した方が確実に市民の耳には届くと思う。しかし私が言いたいことは、それが心に届いているかということだ。(国会前集会や官邸前集会ならそれもよい。)
 まだ試行錯誤の段階だが、40年前と全く変わり映えのしないデモをしていていいのだろうか。
 小さなマイクでもいい、一人一人が思うところをアピールし、周辺の参加者20人ほどでもそれに楽しく合の手を入れる。これって結構いいんじゃないのだろうかと自惚れているが、友人たちにも理解は得られていない。
 それに、マイクの音量や唱和の形を「費用対効果」のように考えるのも如何だろうと思う。
 そんなことを言えば、共感を得られるようなアピールもせずに交通を遮断しているデモなどしない方がいいことになる。
 重ねて言うが、市民の心に響く工夫を参加者それぞれが努力してみるべきではないだろうか。

 友人が自家製の柿のお菓子を持ってきてくれた。
 私もちょっとだけラムネとシャシャンボを持参した。
 ミニハンドマイクも何人もが使用してくれた。
 こういうのを「萌芽」というのかもしれないが、運動も新たな躍進を準備しつつあるように思っている。

 






  2日(月)の朝日朝刊社会面は、半面を使って御堂筋パレードを明るく報道していた。
 1面の「天声人語」も味のあるいい文章だった。

1 件のコメント:

  1. デモにはできるだけ明るい色の服装でおしゃれ(自分ではそのつもり)して参加しようと心がけている。せめて自分のできることでと。この日シャボン玉はお父さんに連れられて参加していたお嬢ちゃんが目に留まったので楽しんでもらおうと人さまが用意してくださったものではあるが差し上げた。喜んでくれたと思っている。

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