2013年12月9日月曜日

お餅つき

  ちょっとしたイベントが無事終了したので少しホッとしている。
 「12月8日を空けておいてください」と頼まれたのは5月のことだった。
 町内会のお餅つき大会だが、役員会でお餅つきを知らない者どおしが「ああでもない、こうでもない」と議論する中で担当役員が心細くて尋ねられてきた。
 「昔々から普通のおじさんおばさんがやってきたことだから心配はいらない」と答えたが不安げだった。
 そして、だんだんその日が近づいてきた。
 消防署は「薪コンロを何処においてどのように消火用バケツを置くか図面に書いて計画書を出してほしい」という。
 保健所は「お餅は素手で丸めず健康な担当者を特定するよう」という。
 おいおいおいおい。福知山の花火大会のガス爆発事故もあり、注意するに越したことはないが、それぞれの役所も「聞かれたらそう答えなしゃ~ないがな」と言ったところだろうか。
 いつも学校行事の事故などでマスコミが裁判官面をしてなじっているニュースなどを見ると、この社会は、何もせずに責任回避すればするほど正しく、ある種自己を犠牲にしても前向きに取組んだ者が何かの事故を起こしたときに叩かれるというのが社会の常識らしい。
 くだらない国になったものである。(決して安全対策を軽視しているものではない。)
 薪コンロ3台、臼2台をおいて、250人ぐらい参加し、20臼以上搗いたのだから結構なイベントだった。
 お餅の出来よりも遊びを優先して子供たちにいっぱい搗いてもらった。
 大勢の人の輪の中心になってお餅をつくのを恥ずかしがる子もいたが、孫の夏ちゃんは、私の作った幼児用の杵を使って「もっとやる、もっとやる」と駄々をこねた。
 『ダンドリ八分』の言葉があるが、どんなイベントも準備(ダンドリ) と後始末が八分か九分である。
 それを報われない役務と思うか、そういうものだと自覚するかで面白さも変わってくる。

2 件のコメント:

  1. 250人ですか、それは又すごい!。ところで昨日、ベランダで雀が遊んでいると比較的大きな(ヒヨドリよりも大きく鳩よりも小さい)鳥がベランダの柵に止まろうとして2~3回近づきました。広げた羽根の柄が明らかに鳩とは違って、瞬間、「ちょうげんぼう」ではないかと思いました。ちょうげんぼうだとすると雀を狙って来たのか、ちょっと興奮しました。

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  2.  多人数のイベントは、少し遠慮をすると求心力が切れてテンションが下がりますから気力の継続が必要です。
     妻はそんな私を「一番生き生きしてるね」と冷やかします。

     猛禽類というのは小さくても、名前が分らなかっても、草食系野鳥とは決定的に違い、殺気を発しているように感じゾクゾクとします。ひげ親父さんの興奮振りからすると、きっとそんなオーラがあったのでしょうね。

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