我が国政府が「富士山は信仰の対象であり貴重な文化的価値がある。」とロビー活動をした結果らしい。
しかし、その言葉にはいつも通りの誇張と二枚舌がある。
つまり、この地はそんなに素朴な信仰の地ではなく、もっと俗な観光地という顔も併せ持っている。
だから信仰の聖地にふさわしく入山者を制限しようとなると、5合目あたりの大規模な駐車場&土産物店が困るし、富士五湖の動力船を廃止するのは当該業者を絞め殺すようなことになる。
かつて、尾瀬沼の観光船が廃止された歴史があるが、あれは限られた業者でかつ山小屋の山男たちであったから、富士五湖の現状にはあてはめにくい。
といって、文化遺産にふさわしい対応を取らないと登録が取り消される。
当該の各公務員は頭が痛いことだろう。
尾瀬沼ではないが、かつて、奈良でも同じような歴史があった。
若草山の南端から奥に行くと有名な料亭の『月日亭』があるが、そこからさらに奥に延びる道は結構しっかりした道路になっている。春日山周遊バス道路であった跡である。
しかし、天然記念物、春日奥山原生林を傷つけるのはやめようという良識によって周遊バスは廃止された。(残念ながら市民がそうしたというよりも一部の知識人のおかげであったが。)
今は若草山頂上へ向かうハイカーとマウンテンバイクの愛好者だけが贅沢に楽しんでいる。それでよい。
奈良の景観保存等の取り組みはそんなに立派なものでもないし、あちこちに傷跡を残しているが、それでも、このような一定の歴史の積み重ねは街の思想の中に残されていることもある。
ネットから |
信号は青だけど大型トラックをはじめ多くの車がすべてストップしている光景はちょっと感動的である。
御推察のとおり、鹿の親子が悠々と横断中だから。
自分の足で確かめたわけではないが、47都道府県中、県庁所在地でドライバーにこれだけの心の余裕を自然に与える県はないのではないか。
私は奈良にはテーマパーク型の平城宮跡整備は不必要だと思う。徹底してホンモノで勝負することが一番の道だと思う。
残念ながら、予算にたかって私服を肥やそうという者たちは原発立地県以外にも多い。
奈良公園は長谷やんの言うとおり、鹿を中心に交通も流れているようです。長谷やんのブログにケチを付けるようで悪いですが、奈良公園は鹿の交通事故死が多いとニュースかなんかで見たような記憶があり、パソコンで検索してみると昨年1年間(2011.7.16~2012.7.15)で何と91頭の鹿が奈良公園を中心に交通事故で死亡したと書かれていました。運転手にも場所をわきまえた運転で責任があると思いますが、ほとんどの事故した運転手は鹿を傷つけたことで心を痛めていると思います。車の修理代も馬鹿になりません。鹿は横断歩道を渡らなければはねられる危険性があるという教育を受けていませんから。(受けてもなかなか理解できない)
返信削除新婚の時、今から35年ほど前北海道を車で旅行し、北海道の帯広で、牛の放牧の移動のため30分ばかり国道で、牛の移動を待ちましたが、楽しかったです。(少しやっています。)
バラやん こんばんは。
返信削除奈良公園は、運転していても歩いていてもヒヤヒヤすることがあります。ここの鹿は神様のお使いですから俗世のルールでは解決が困難です。交通事故のほかにもビニール袋を食べてしまった事故も多いようです。人間が神様のお使いということを忘れてしまったことが原因かもしれません。
さて、今日は半夏生です。で、泉州地方のしきたりどおり蛸を食べました。讃岐ではうどんだそうですが、御地では半夏生の食べ物は何か決まっていますか。
おはようございます。当地でも半夏生の時の食べ物はたこです。スーパーのチラシで分る程度であんまり知られていないです。その理由は「田に植えた稲がたこ足の吸盤のように大地にしっかり根付いて、豊作となるよう願って食べる。」そうです。私はたこが好きで、半夏生にかかわらず食べています。
返信削除長谷やんのお孫さんに関連して、当地では「小夏」と言う名のミカンの大産地です。私の知り合いの子供の名もそのまま「小夏」とか「夏子」とかの名前の人がいます。「小夏」と言う名のミカン本当に美味しいですよ!!
我が街のありきたりのスーパーにも「小夏」が出て来るでしょうか。注目しておきます。
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