この鳥は、冬の草原に10羽を超える集団で行動していたので、てっきりセキレイ科のタヒバリだと信じて撮影して帰ってきた。
しかし、写真を良く見るとヒバリ科ヒバリ・・・・・つまり、普通のヒバリのようである。
考えてみると・・・そういえば、セキレイ科独特の動作がなかったし、頭の形がタヒバリではなさそうだ。(中にはタヒバリみたいな頭もあるのだが・・・)
で、タヒバリかヒバリかで1週間ほど悩んだ。
このように悩むのも、「ヒバリは春」「集団ではなく、それぞれの縄張りを囀って主張する」「地上に降りたヒバリは隠れてしまう」というような思い込みがあったからだろう。
だから、例の高らかな囀りも、そのためのホバリングもなかった冬のヒバリが別モノに思えたのだと思う。
「非繁殖期には小さな群で生活する」というようなフィールドガイドの解説なんか知らなかった。ヒバリが群れるって・・・?知らなかった。
既成概念というか、思い込みで眼(マナコ)は曇りに曇るものである。
しかし、そういう逡巡の後やっぱりヒバリだと思うと、この寒風の向こうには春が待っているという感覚が湧き上がってくる。
これもノーテンキな思い込みだろうが。
いや、それは真実である。
ヒバリは身近な鳥・・・・と思い込んでいたが、茅渟の海さんから「四国の蜜柑畑にはヒバリはいなかった」と教えてもらった。
返信削除いろんな地の様子についてコメントいただけるとありがたい。
つまらないことかも知れないが、やりとりの中で賢くなる。