シニアのお洒落は難しい。
私などは旅行に行くわけでもなし、半径数キロの中で、いつもの知った顔の人と顔を合わせるだけ(顔を合わせない日も多い)の毎日であるから、ついナマクラな格好に流れている。
そして、長いサラリーマン生活のほとんどが地味な背広とネクタイ姿であったものだから、ラフな格好がどうも板につかない。
そのようにして今に至っている。
そこで悩むのである。
(1) 「今日はフォーマルだ」という特別の時を除いては、いまさら背広にネクタイは着たくない。特にネクタイは面白くない。
(2) ループタイは上等の凝ったものにすればするほど、何故か年寄り臭く感じてしまう。ラフさと固さが中途半端なのだろうか。若々しいループタイがあればよいのだが。
(3) 「ラフでお洒落なスタイル」・・あたりを狙いたいが、どうも板につかず座り心地が悪い。そこを突き抜けた作務衣と雪駄で大阪市内を闊歩する友人が羨ましい。
(4) 特にシニアがラフに過ぎると、一歩間違えば貧相になる。日除けハット・サファリハットも「お洒落」と「ルンペン帽」と紙一重で私の場合は後者になる。キャップにブルゾンだとスポーティーというよりも「予想屋」の出来損ないに・・・・。
そういう中で度々選択しているのが「立衿のシャツ」であり、わりあい気に入って愛用している。
ところが、わが街が基本的に田舎のせいだろうか、この立衿のシャツがお店にあまり置かれていない。
街着のためにシャツを誂えるのも躊躇する・・・・・し。
かくして秋を迎えた。
とすると、話は簡単である。
サラリーマン時代のワイシャツの衿を切ればいいのではないか。
切った痕をどのようにしまつするかは後にして、と、・・・・・とりあえずリフォームに取り掛かった。
カッターナイフと小さな鋏でジョキジョキするのは2分もかからなかった。そして、切り痕のしまつは・・・・まったく必要なかった。
要するに、ワイシャツの衿をジョキジョキと切れば2分で立派な立衿になったのだ。
発想の転換と言うか、案ずるより産むが易しというか、
シニアの皆さん。ラフなおしゃれは難しい。そう、衿を切って街に出よう。
しかし、この話・・・お洒落な話というよりもチョット貧乏くさい話かも。
いや~目からウロコですな。私も作務衣の下はステンカラー(スタンドカラー)それも田舎のお百姓さんが着ていそうな木綿のシャツがピッタリくると思い探しているのですがありません。早速、タンスの引き出しから現役時代のシャツを探します。
返信削除!ジョキジョキシャツが街に出れば、メーカーも「これは売れる」とお洒落なシャツを販売するでしょう。
返信削除パイオニアはそこまでがんばらなければなりません。
というほど大袈裟な話ではありません。アッハッハ
なるほど、なるほど、早速やってみました。おっしゃるとおり、結構簡単にできました。今日の夕方は昔の仲間とのちょっと一杯ですので、このシャツの出来栄えを聞いてみます。
返信削除!dyougojiさん 皆さんの反応について報告くださいね。
返信削除先程まで大阪にいましたが、そこの仲間には好評でした。
とりあえず、1人の方には聞きました。襟を切ったとは思えないと言われました。まずは、好評でした。
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