2026年10月11日日曜日

捨てたものでない

    核兵器を保有している超大国が戦争をしている。戦争というのは畢竟「人殺し」である。ヨルダン川西岸ではその「国家」を背負って武装強盗集団が「入植」し、抵抗する市民を殺している。
 そういう現実を見ると我われは、ともすれば怒りを忘れて悲しみ、「世も末だ」と冷笑しがちになる。
 「弱きを助け強きを挫く」は江戸時代からの日本の成句だが、その国の首相が「侵略者に平和賞を」というのだから「あきらめ」に似た気分も解からぬではない。
 だがしかし、ノーベル賞委員会はトランプではなく、トランプやプーチンが毛嫌いする元ICC裁判官で元国連人権高等弁務官のピレイ氏に決定した。
 余談かもしれないが氏は高等弁務官であった2014年、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題で日本政府の対応を批判している。
 言いたいことは、平和や人権の問題で残念な出来事が目につく日々だが、決して正義や平和の潮流は窒息はしていない。否、歴史の底流は良識の声が強く広く推し進めている。
 世界も人間も、世の中けっこう捨てたもんじゃないと語り合いたいがどうだろう。

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