当然のことながら、これまでもいくら頼んでも出してくれない人もいるが、「つまらん依頼をしてくるな」「俺は大事な用事で忙しい」というのだろう。
田辺聖子の『川柳でんでん太鼓』に、かしこい事をすぐに言いたくなる阿保 (亀山恭太)というのがあって、川柳とは実にどこか的を射ている感じがする。
「シルバー川柳でいこう」と決めてしまうとテーマはごろごろ転がっているはずで、かしこい事を言おうとしなければシルバー自虐川柳は沸いてくるはずだ。
先日も某スーパーのいつもは止めていない駐輪場に止めて帰ってきたら、私より先輩の方が料金の機械と格闘していて、その影響で私の自転車が出せなくなった。
で、「どうしはったんですか」と聞くと、「7を押して確認を押しても応答しないとおっしゃるから、「07と押したらどうですか」と言ってあげると解決した。
こんなたわいない話でも、きっと明日は我が身なんだろうなあ等と思いながら自分の自転車を引き出し、いざ出発しようとするとチェーンロックを外してなかったのでガリガリガリとやってしまった。先輩の心配をしている場合じゃない。
こうなれば川柳の1句でも捻らないと元が取れないが、といって五七五が出てこない。ほんとうの阿保である。

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