2026年10月18日日曜日

時よ止まれ

    税金のこともあるが、何よりも近年は安全装置の進歩が 著しいので、加齢による能力低下を補う装置の付いたクルマに買い替えることにした。
 別に意識もせず、今のクルマは長い間乗ってきたとは思っていたが、いざ思い出してみると16年間も乗ってきていた。
 そこで走馬灯のように記憶を探ると、このクルマを買ったときは息子も娘も結婚していなかったし、もちろん二人の孫は影も形もなかった。短いようで長いともいえるのが人生かもしれない。
 そして、このクルマは、二人の親の介護や看護などにもよく走ったことを思い出した。
 ただの実用のクルマであったが、そう思うと長期間の友人でもあった。

 そこで「とき」をひっくり返して次のクルマを何年乗るだろうかと考えると、16年先は免許を返納しているかもしれない。
 客観的にはそうだろうから、クルマのディーラーも、「リースもあります」とか「買取保証もあります」などと、先の長くない何となく寂しい「提案」もしてくる。
 そういう年齢だ!というのが客観的な自分の位置である。認める認めないにかかわらず客観的にはそうなのだ。
 そこでたどり着いた結論が、期限なしの文句なく購入という判断で、ミソは、孫の夏ちゃんが「祖父ちゃん頂戴」と言ってきたらプレゼントしてあげようという結論だった。
 それが良い。 時よ止まれ! おまえは美しい!

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