日本の政治状況から世界を見ていると、朝ドラの主題歌ではないが、〽日に日に世界が悪くなる 気のせいかそうじゃない ——ような気分に捉われそうになるが、11月に行われたニューヨーク市長選挙ではトランプの数々の「口撃」にも拘らず DSA(民主的社会主義)の候補であったゾーラン・マムダニ氏が当選し、12月9日には、トランプのおひざ元フロリダ州マイアミ市長選挙でも約30年ぶりに民主党アイリーン・ヒギンス氏が勝利した。
ニューヨーク市長選挙後に、シカゴにある保守系シンクタンク「ハートランド研究所」が行った世論調査では、「若者の52%が2028年の大統領選挙では民主的社会主義に投票する」と答え、同研究所は「懸念する結果だ」(笑)とコメントした。
このようなアメリカ「帝国」の心臓部で起こっている激動を見過ごさないよう、感覚を研ぎ澄まし、勉強を深める必要がある。・・・というようなことを反省する日々である。
さてKマルクスは資本論執筆中に亡くなり、残された原稿からエンゲルスが刊行したものだが、それでも多くの『草稿』が残されていた。それらの草稿が21世紀の今日、日本語で整理されて読むことができるようになった。そしてそこには時代を超えて、未来社会とそこへ向かうプロセスが展望されていた。・・・年末に向けての楽しい宿題だ。
「古典だ」などと馬鹿にしてはいけない。

0 件のコメント:
コメントを投稿