普通販売されているものは関東式の上から下へ向いているものだし、大量生産の商業主義に首を垂れるのもいささか面白くないからだ。
今年はある意味シンプルに、メーンは自作の駄句にした。
北風に抗せよ蝋梅の香の意気地
この季節、庭には蝋梅が咲くが、何とも言えない芳香で、淑気を感じる。その香りや、果ては花さえも吹き飛ばすような寒風がしばしばあるが、蝋梅よ、寒風に抗って(あらがって)咲き続け、香り続けよ!という気持ちだ。
同時に、子や孫にも、これからもしばしば北風の吹くことがあるだろう。そんなとき、厳寒に咲く蝋梅を思い出して、風に逃げずに抗ってほしい。そんな意気地で生きてほしいという気持ちも込めている。
みんなの名前を入れて作成した。
しかし毎年、誰からも「今年の箸紙は好いですね」などと言われたことはない。

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