だから北半球では日中が一番短くなる日であるが、そのことから「日の出が一番遅い日で日の入りが一番早い日」と思うのは誤解で、日の出が一番遅くなるのは冬至の十数日ぐらいあとで、日の入りが一番早くなるのは冬至の十数日ぐらい前である。
その理由は地球の軌道が楕円であることと自転軸が傾いていることによる。らしい・・
義母がよく「冬至十日もすりゃアホでもわかる」という俗諺を言っていたが、1月も七草がゆの頃になると、日の入りも底を打ってから2~30日も経つから、ほんとうに「日脚が伸びたな~」と感じるので、学校では教わらない俗諺(ぞくげん)も近代天文学並にエライ。
俗諺のついでに俗例を探すと、冬至には「と」の字のつくものを食べれば薬になるという話が昭和4年発行の本にある。豆腐、蕗の薹、唐辛子などらしい。その本では「柚子湯」の理屈はわからないとあったが、どこかで冬至=湯治とかけたのでないかということを読んだ気がするから、そうすればなんとなく符丁が合う。

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