その報道の中で、頼朝の朝(とも)や和子の和(かず)も「名乗り訓」だと知った。元祖キラキラネームだったのだろうか。
そういえば、元々日本語の漢字には音訓があり、音にしても漢音や呉音や唐音があり、文字にはひらがな、カタカナがあるし、万葉仮名や713年(和銅6年)の「瑞祥地名」の勅令のような「当て字」の文化もあるから、時がたてば頼朝のように定着するかもしれない。
キャラクターの名前などをヨミガナにするのは私自身は好きではないが、「あの時代の日本の親はこのようにアホだった」という歴史の史料に載るだけだろう。以上のとおり、私は一定の制限も認めるが、他人がつけるにはけっこう容認派でもある。
名簿を読み上げる学校の先生は大変だろうが、言葉は時代と共に変化し、ある意味崩れていくものだと思っている。
NHKの幼児向け番組が枚方市で公開録画をして放送された。それの録画を孫の凜ちゃんはよく観ている。
そこで、場所が場所だからか、「・・・でおまっ!」というセリフが何回か出て、直ぐに凜ちゃんは「おまっ!」を連発するようになった。子どもの心をとらえたというべきか、このように言葉は流動してゆくものだろう。
数年前の流行語があっという間に死語となり、数々の新語・流行語が生まれている。
「オマッ」は「オマス」が縮まったもので、「オマス」は「でゴザイマス」「でアリマス」の大阪弁であることは言うまでもない。念のため明治生まれの親の世代の船場言葉ではそれが「ゴワス」だったが、そんな言葉は聞かなくなって久しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿