中国は中国の気球であることを認め、民間の観測用気球が誤ってアメリカ上空にまで行ったと述べている。
私は気象庁(気象台)に友人も多いので、公平に見て普通の観測用の気球だと感じた。
こんな気球は、日本でも、気象庁や大学など研究機関が頻繁に飛ばしているもので、本来なら短期間に高層圏まで上って気象等の観測を終えてから破裂して終了するものが、失敗して漂ったものではないかと推測している。
これが言うようにスパイ気球だとしたら、突出して世界第2位の軍事大国中国の、お粗末極まりない失敗だろう。無論そんなことは考えられない。
そんなことはバイデン政権でも常識だろうが、アメリカ国内向けに「訪中延期」をしなければ、「偵察だ」「報復だ」「弱腰だ」というトランプ的「世論」を交わせないのだろうと思う。
それはそれでよいとして、日本のメディアがそういうアメリカ国内の思惑に従って、「スパイ気球だ」「偵察気球だ」と合唱するのは如何なものか。
この頃の、軍事力増強、敵基地攻撃能力というようなメディアの煽り方を思うと、こんな些細なことの積み重ねが、タモリさんの言う「戦前」に日本を近づけているのではないかと心配になる。
写真は気象庁の写真だが、観測用の気球などアマゾンでも楽天でも通販で普通に売っている。もちろん製造している会社から通販でも買える。
ということで、毎日毎日のニュースであっても、冷静に見る必要がありそうだ。
米軍が戦闘機で撃墜したらしい。これ、大きな風船ですよ。ダーツや吹き矢程度のもので回収できるものですよ。
返信削除ロシアのプロパガンダも嫌ですが、こんなアメリカの猿芝居と、それを無批判に報じる日本のマスコミも怖くないですか。