囀りのときは見事な美声なのに、その落差は何だ。
それは威嚇の声だとか、警戒の声だとか本にはあるが、本人に確かめたわけではないので真偽は判らない。
先日は虫を咥えたままゲゲゲゲゲゲと鳴いていた。
さては求愛の為の給餌行為かと観察してみたが、どう見ても♀である。一般に求愛は♂の行為でないか。
そのうちに近所の庭に飛んでいって、餌なしのくちばしで帰ってきた。
子育てに違いない。だとすると、雛に対する何らかの教育の声だろうか。
当分ゲゲゲゲゲゲと続くことだろう。
私としては「この地には私の巣があるぞ。侵入して来たら闘うぞ!」という警告の雄叫びだと思う。
子育てというと、孫の凜ちゃんの療育園のバスのステーションが少し離れた田畑の横にある。
そこでこの頃騒がしいのはケリである。
田畑に巣があるようだ。そして、その卵か雛をカラスが狙っているようだ。
「もう少し見つからないところに巣をつくればいいのに」といつも思うのだが・・・
その心配を克服しているのがケリの連帯心・団結で、カラスが近づくと何羽ものケリが集まって来て、文字どおりケリケリケリケリと大声で対抗する。
ケリは声の大きさだけでなく、その戦闘心も実際の防衛力も相当なものである。
関係ないかもしれないが、その目力も迫力がある。
イソヒヨドリにしてもケリにしても子育て中の母は逞しい。
・・・・以上の原稿を書いてから数日が経過した。
ゲゲゲゲゲゲが聞こえなくなった。
雛がかえって巣立ちしたのか、誰かに巣が壊されたのか、それともあれは♀による♂に対する求愛給餌行為だったのだろうか。
答は判らない。
ただそういうことが観察されたのは事実である。
♀だと書いたが♂の幼鳥だろうか。そうだとしたら求愛行動で一件落着だが。
返信削除羨ましい限りです。岡山の山小屋では四季折々色々な鳥の鳴き声が聞こえ飛ぶ姿も見えますが名前も解らず姿も捉えられません。馬の耳に念仏・猫に小判と言うところでしょうか。
返信削除岡山の山小屋、羨ましいです。
返信削除感覚的ですが、昨年の台風以降、環境が悪化して野鳥が減った気がします。