植物であるのに精進料理にさえ忌避される理由はこれも諸説あるが、いずれもいわゆる精力材なので修行の妨げになるということだろう。
ということは反対に言えばアンチエージングの推奨食材なので、在家の凡夫たる我々が避ける必要はない。
山野草料理に詳しい田中澄江さんのエッセイの中に、「女から女へと精力的にわたり歩いた光源氏の君は何を食べていたかと市川崑監督と話し合ったとき、多分、鴨川の土手などのノビルを採って来させていただろうということになった」というくだりがあった。
義母の入居している老人ホームの庭にその小蒜(ノビル)が出ている。
去年も何本か採って戴いた。
今年のは少し小さいからもう少し置いておこう。
2週間後に家族会の行事があるから、みんなに酢味噌か田楽味噌で齧ってもらおうかと考えている。
去年の会報に「庭にノビルがある」とその場所まで書いたから、それまでに誰かに摘まれてしまうかも知れない。
去年の会報に「庭にノビルがある」とその場所まで書いたから、それまでに誰かに摘まれてしまうかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿