2017年4月15日土曜日

鹿さんデビュー

 13日の記事で「東大寺では日本語が聞こえない」と書いたが、14日の東大寺には日本語が帰ってきていた。
 その限りでは目出度い話だが、・・・新学年スタート1週間で遠足や修学旅行というのも、少しイビツな感じがするのは時代遅れだろうか。
 それ(新学期早々の遠足や修学旅行)が全く当然のように次から次へと続いていた。
 受験戦争のために「邪魔なもの」は手早く処理しておこうということだろうか。
 その判断の適否についてモノ申すほどの知識はないが、私の感覚では正直少し驚いている。

   さて、孫の凜ちゃんは体が弱いので各種デビューがままならないが、14日は気候が良かったので短時間だが「鹿さんデビュー」をした。
 どんな風に反応するのか興味があったが、結果は全く泣いたり怖がったりせず、大いに喜んで積極的に触りに行っていた。
 実際に触ったり舐められたりもした。
 知らないことによる怖いもの知らずなのかもしれないが、見ていて楽しかった。
 私たち、母親と祖父母が「しかさ~ん」と声を出して楽しんでいたので、自然に鹿は「怖くない楽しいものだ」と信じたのだろう。

 マイカーにはいつでも鹿と遊べるようにドングリを積んであった。
 奈良の鹿には、鹿せんべいかドングリが良いからで、キャベツなど野菜クズを覚えさせると畑を荒らすようになるので「やめて」と言われている。
 周囲の外国人の手にもドングリを乗せてあげて、手の平をお皿のようにして鹿にあげるようジェスチャーで教えてあげた。
 みんな大いに喜んでくれた。
 ああ、シリアの人も北朝鮮の人もここで交流したいものだ。

 花吹雪で桜の花びらを鼻先に付けて凜ちゃんのところに来た子鹿もいた。
 後で大仏様に今日の楽しいひと時を感謝しておいた。
 心造諸如来〔心はモロモロの如来を造る〕(以前の写経のときに教えていただいた)。

   鼻先に花びらつけし子鹿かな

1 件のコメント:

  1.  奈良県が「鹿せんべい以外のドングリを含む全ての餌やリの禁止」を検討しているとのニュースがある。
     理由は、「野菜の味を覚えて畑を荒らす」「お菓子をやる人がいて病気になる」「公園外のドングリで生態系が壊れる」などというらしい。
     ただ、「野菜の味を覚えて畑に向かったという証拠はない」「シーズンオフの冬場は実際に餌不足で栄養失調になっている」とかの反対意見もあるようだ。
     やっぱり一番の問題は「お菓子で病気になる」というところだろうが、説明が邪魔臭いから一律禁止にしようというのは「いかにも・・」という感じがする。
     鹿寄せでもドングリが使われているし、ドングリは良いと思う。
     内外の観光客にしっかりPRしたらいいではないか。

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