JA全中の文書の中に「初物(はつもの)を食べるときは笑って食べよ」という諺が載っていた。
聞き始めのことだったのでネットを手繰ると「・・・東向いて笑って食べよ」「・・・西向いて笑って食べよ」「・・・笑って食べると福が来る」というたぐいの話が「・・・東と西とどっちが正しい?」というのも含めてたくさん出てきた。
けっこう全国の方々と話をしたり本を読んだりしてこの歳まで生きてきたが、へえ~!という感じである。妻も「聞いたことが無い」と言っている。
大阪と奈良と、狭い周辺育ちの二人なので、「私は知っているよ」「聞いたことがある」というお方はコメントを戴ければ幸いだ。
これは以前にも書いているが、「初物を食べると七十五日寿命が延びる」と言うのは小さい頃から何べんも聞いてきた。そして私から子や孫に言い伝えている。
しかし、野菜はハウスで年中栽培され、魚は養殖したり群れを追って遠くまで行って年中捕ってくるから、今やほんとうの初物は寿命七十五日以上の値打ちがある。
そんな中、ほぼ100%ハウス栽培されていない初物にお目にかかった。
妻の姉から戴いた「土筆んぼ」だ。家庭菜園の周辺がスギナ畑のようになっているらしい。
「難防除雑草」といわれているものを「畑」と言うのもなんだが、この時期だけは「畑」にしておこう。
露地ものが豊富なスーパーで買った「若ごぼう」と並べて食卓が賑わった。若ごぼうは少し以前に食べてはいるが、まあ、硬いことは言わずに150日間の寿命の延長を寿いだ。
煌々とファミレスは満車春の夜
ひょんなことから、夜遅くにファミレスに行って、その賑わいぶりに「こんな世界があったのだ」と驚いた。「夜は真っ暗」と揶揄される奈良でのこと。
三月尽日めくりどおりの初つばめ
明日から新年度という三月尽、初つばめの乱舞を見た。出来過ぎ違う?というほど季節は律儀にページをめくる。
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