2013年11月1日金曜日

粉山椒

  青山椒を収穫したことは5月21日のブログに書いた。
 そしてそこに書いたとおり、その後第2弾第3弾の収穫も行った。
 だから、今年の山椒の実は全部採ったはずだったのだが、採り残していた実が秋空に赤く輝いてきた。
 ということで、今度は粉山椒に挑戦することにした。

  よく見ると赤い実のほかに、枯れたように茶色い実も残っている。調べてみると、どちらも使えるらしい。
 両方の実を収穫して、洗った後に1週間ほど乾かせた。
 そうすると、茶色い実の写真に写っているとおり、赤かった実の方からも、中から黒い種が顔を出してきた。
 素人の私のイメージなら、この黒い種こそ粉山椒の基に思われるが、この黒い種は捨てるのである。意外であった。
 太い不器用な指で選別して捨てるのは結構難しい。というか面倒である。
 要するに、粉山椒を挽く前の原料はこの「種の殻」だというのだから少し驚いた。
  これをペッパーミルで挽くと本にはあったが私はすり鉢で擂ってみた。あなどって小さいすり鉢でやってみたが手ごわかった。ほんとうに手ごわかった。やはりペッパーミルをお勧めする。
 そして、鴨ロースの山椒焼を作ったが、ご想像どおり文句なしの美味しい一品が仕上がった。
 残りは瓶詰にして残してある。
 日本原産の香辛料を自前で作ったのだから不味いはずがない。
 息子夫婦、娘夫婦も美味しいと絶賛したが、お父さん手作りの粉山椒だから一先ずは誉めておこうという心遣いかもしれない。
 子供たちに心遣いされるのは不本意ながらありがたい・・・と喜んでいていいのだろうか。

2 件のコメント:

  1. レトルトの「麻婆豆腐」の味に馴染んでいますが、本場の味の「痺れる辛さ」は山椒(中国では-「花椒」)をたっぷり効かせるらしい。和食に用いる香辛料としてはかば焼きにかける様に味を引き立てるもので前面に出ることはない、と料理本の受け売りですが、まーほどほどがいいのでしょう。

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  2.  中国山椒(常緑)の小さな木も植えておりますが全く活用できておりません。
     ウナギのかば焼きですが、あれは養殖ウナギの匂い消しでしょう。本来は無用ではないでしょうか。
     肉は脂を注入したインチキ加工肉でなく、安物のオージービーフに山椒というのも悪くはありません。おっしゃる通りほどほどで。

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