毎年7月中旬ごろには「うどんこ病」などにやられたりして収穫終了になるのだが、今年は8月の声を聞いても収穫のピークが続いている。
で、ご推察のとおり嬉しい？悲鳴を上げている。消費が追い付かない。
よく、スーパーの売り場近くに看板代わりのお化け南瓜やお化け西瓜が飾られたりするが、それらに負けず劣らない直径7㌢長さ５０㌢の胡瓜がボコボコとでき始めた。
そのため私は、今年の農作業の優良ぶり（つまり豊作）を評価されるのでなく、収穫量の計画誤り、計算誤りを妻からなじられている。
だから、半分意地になって、ぬか漬け、酢の物、バンバンジー、ジャージャー麺等々胡瓜の料理に挑戦しているが、もちろん間に合わない。
写真は、そこで妻に作ってもらった「お化け胡瓜の冷やし餡かけ」で、これなら桁違いに量を消化できる。
予想以上に美味しいので、あちこちに配りまくった。
京料理の風情もあり、誰も苦肉の策のおすそわけだとは思わないだろう。
レシピのポイントは美味しい出汁を作ること。
その出汁で皮をむいた胡瓜の表面が透明に光るまで煮る。
片栗粉でとろみをつけて、冷蔵庫で冷たく冷やす。
そのままでも美味しいが、おろし生姜をチョッと加えた。ただそれだけ。
胡瓜の料理といえば、近所の某大型ショッピングモールの食品売り場で、「鱧の皮はどこですか。」と聞いても、「鴨の皮？」とか「はあ？」とかの返事で、結局置いていなかった。おい、おい、おい。
これも、買う人がいないから置いていないのか、置いていないから買わなくなったのか。
関西の夏と言えば鱧の皮は定番やろ。・・・は、通じない話なの？
この大型スーパーは関西文化に対して謙虚でないというよりも無知すぎる。と、私はひとり怒っている。
さて、一坪農園をしている同輩も多いが、顔を合わせると「胡瓜持って帰らへん。」「トマト持って帰らへん。」とお互いに言い合っている。
奥様方は一様に「穫れ過ぎて始末に困っているねん。」とぼやいている。
でも・・・・・、現役時代の、増産増産との働き癖が抜けない元企業戦士を責めないでやってほしいものだ。
元戦士は口では「穫れ過ぎだ。」「困った。」と言いながら豊作ぶりを喜んでいるのである。
この癖は今さら変えられない。
嫁はんの知り合いからお化けズッキーニを頂きました。夫婦２人で３日（ほぼメインデッシュで）かかりました。中でも天ぷらが美味でした。
返信削除通常売られているズッキーニは胡瓜そっくりですが、そもそもは南瓜の仲間で成り方も胡瓜とは全く違いますから、大きなズッキーニも決してお化けではないのかもしれませんね。
返信削除それにしても、老夫婦（失礼）二人の食材としては相当持て余されたであろうことが想像されます。
３日間ほぼメインデッシュだったのですね。何となく情景が浮かびます。
ぱったりと風とまり鱧のざくざく・・・・宇多喜代子 という句を見つけました。
返信削除懐かしい料理というものには時の味付けもあるもので、ウザクもシラスも悪くはありませんが、夏の夕飯には鱧のざくざくがピッタリ合うように思います。ご同意いただけるでしょうか。
うちの畑も今年はかぼちゃがたくさん採れて、庭の隅にまだ10個以上ごろごろしています。ピーマンとかぼちゃ攻めに遭っています。私の大好きなキュウリは害虫に弱く今年は3回も植えなおしてやっと食べれるようになりました。食べ方はキュウリに味噌を付けて生で食べる「モロキュウ」です。勿論一杯やりながらです。妻は「このキュウリ1本100円ばーしちゅう。味おうて食べや。」と可愛らしい事を言ってくれます。苦労して採れたキュウリは特別です。
返信削除我地方は、夏と言えば「メジカ」です。メジカはカツオの子供で、すぐ傷みやすく都会では食べるのは難しいと思います。メジカ祭りもやっていますので、機会があれば是非召しあがってください。
「メジカ」などと聞くと、事実上の海なし県（から１㌔も離れていない）の人間にとっては羨ましいかぎりです。
返信削除で、こだわるわけではありませんが、この辺りの夏では鱧でしょうか。私は断然酢味噌でなく梅肉派です。
きゅうりの話が出たので、うちの日除け用の出来は、１週間に２本です。ちょうど良い量なので、サラダとして食べています。大きさも店で売っている太さ、大きさなのでとても重宝しています。ちょっと曲がっているのが自家製と楽しんでいます。光くん
返信削除光くん コメントありがとうございます。
返信削除なんと優秀な対応かと感心しきりです。
この頃は、胡瓜の少し深漬けをピクルスのように食パンに挟んで朝食にしています。それでも消費は全く追いつきません。「時よ止まれ！」と叫びたい心境です。