2013年1月23日水曜日

新しいシロハラ

  近くの大型ショッピングモールの中の床にラインが引かれていて、KYOTO/NARAと表示されているが、どちらかというとこの方が例外で、この街の多くのところではトラブル回避のために??府県境である丘の背の部分に緑地帯が残されている。
 それも野鳥にとっては住みやすさの一因になっているのかもしれない。
  そんな緑地帯を歩いていたら、珍しく目の前の芝地にウグイスが飛び出してきた。
  こんなときに限ってカメラはおろか携帯さえ持参していない。
  人生、だいたいがこんなものである。少し話が大袈裟か・・・・。
  そこで、柳の下ではないが万が一と言うこともあるので、・・・同じ場所に同じ鳥が現れる確率は確かに高いので・・・、後日カメラを提げて散歩に出かけた。
  やはりというべきか、ウグイスは同じ林でチャッチャッと笹鳴きを繰り返し、奥の方に飛び回るシルエットだけは嫌と言うほど見えるのだが、「はっはっは、そんなに甘くはないぞ」と素人写真家を嘲笑っている。
  と、・・・・ウグイスの笹鳴きと非常によく似ているが、ほんの少し大きな鳴き声が混じっている。ジェッ ジェッ というような。
  「なんやろ」「なんやろ」と目を凝らすと、 声の主らしい少し大きな鳥が飛んでいる。
  大型ツグミ類のシロハラだと思う。
  このあたりで昨年までよく見たシロハラよりは背が茶色いが間違いないだろう。
  去年よく見たシロハラは背が青黒い灰色だったし、声もキョロンと言うように可愛かったが。
  こんな色合いのシロハラとは初対面で嬉しいが、もう少し前方に出てきてほしかった。
  腕の拙さは棚に上げて、「このように思い通りにならないのが野鳥写真の魅力だ」とやせ我慢をうそぶくことにする。

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