宵山の日だけに授けられる「厄除け粽(ちまき)」(右の写真)・・・1年間我が家の玄関で、よくもまあ、「蘇民将来子孫者也」と戸籍に関わる公文書偽造に近い大嘘をついて守ってくれたと感謝している。
ちなみに、この「粽」は、一説によると「茅の輪」が変化したものらしい。
茅の輪といえば夏越の大祓・・・で、この時期(新暦、旧暦の6月末~土用の丑の日等々を中心に)、京の真言密教のお寺での「きゅうり封じ」が度々夏の風物詩としてニュースに登場する。
胡瓜といえば、八坂神社の神紋が胡瓜の切口に似ているので「祇園祭の間(といってもこの祭は1ヶ月間も続けられる)は胡瓜は食べないんや」と、かつて鉾町の同僚が言っていたことを思い出す。
半白 |
そして、鉾町からはるかに遠い京阪奈の当地では、そのような話題をアテにしながら胡瓜やビールを美味しく頂いている。
四葉 |
さて、その胡瓜、声を大にして言うが、私は断然「半白胡瓜」派である。これの属する黒イボ白胡瓜一派を支持し、左の写真のように少し黄色くなっても一向に構わない。中は水がいっぱいで、種まで大きいが、これが又たまらない。その美味さは説明不要である。
ところが妻は「胡瓜はしわしわの四葉(スーヨー)に限る」と譲らない。 「味が絞まっていて夏野菜~っという味」だと言う。
「こっちが美味しい」「あっちが美味しい」という論争ほど正解のない不毛の論争はないので、しばし休戦をして「スーパーの没個性的な胡瓜はしゃあないなあ」というところでお互いに手を打っている。
糠漬け、うざく、冷汁、棒々鶏、具沢山素麺、冬瓜風あんかけ、ジャージャー麺、鱧の皮、蛸酢、胡麻和え、チリメンジャコ、サラダ、もろキュウ、ピクルス、野菜カレー・・・我が家における主演~助演級のレシピを見ても、胡瓜は偉い奴である。
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