2018年2月1日木曜日

ムーミンの国は?

   先日の大学入試センター試験地理Bで難問過ぎると話題になっている問題が写真の問題だ。

 スウェーデン語の例示があってその下にあるアニメと言語からフィンランドに関するものを選べという。
 18歳のときの自分なら悩んだかもしれない。

 それを古稀を過ぎて語る不公平を許して貰うなら、「バイキングはノルウェーかフィンランドか」と問われれば「ノルウェー」と答えたい。

 言語ではノルウェー語もフィンランド語も知らないが、フィンランド人がフン族(匈奴)の後裔であるという俗説は知っているし、故に主としてインドヨーロッパ語族のヨーロッパにあって少数派のウラル語族ということを知っている。
 そこで問題を見ると、Aは明らかに例題のスウェーデン語と似通っているが、Bは大きく異なっていると見えるから、きっとBだろう。

 古稀過ぎの私にしてみれば、ムーミンもビッケもほとんど知らないが、答はタBということになる。

 試験後は「ムーミンはノルウェーと信じ込んでいた」だとか、「ノルウェーにも森と湖はある」というような批判があったり、反対に「イラストのトナカイがクリスマスプレゼントを持っているからフィンランド」という解説があったりした。

 これで人生が狂ったように思った受験生もいたかもしれないが、私としては決まりきった暗記物でなく、一ひねりした問題には好感が持てた。年寄がクロスワードパズルを楽しんでいるような無責任な感想で申し訳ない。

     赤鬼の演習終えし睦月尽孫がええよと合格通知

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