2026年4月21日火曜日

えんそく

    どうでもいい話が気になるときがある。
 ほんとうにどうでもいい話だが、今でいうと90歳以上の先輩方は、昔「遠足」のことを「運動会」と言っていた。当時から不思議だったが、そんなどうでもいいことがフト気になった。
 で、妻に、「お父さんは遠足のことを運動会て言っていなかった?」と聞くと、「確かに遠足のことを運動会というので子供心にもおかしかった」と返ってきた。
 学校行事に限らず、職場の社員旅行、社員レクのようなものも「運動会」と言っていた時代がある。と記憶している。

 ネットでは「遠足のことを遠足運動会と言う地方もある」という文章がひとつだけヒットしたが、さすがのAIも含めて全く見つからなかった。もちろん広辞苑も牽いてみた。
 時間は冷酷に過ぎてゆくから、こんな話も世の中になかったことになってゆくだろう。
 そこで、最後に手に取ったのが私の好きな牧村史陽編『大阪ことば事典』で昭和59年第1刷。ここで「運動会」を開けると、ここにはっきりと【遠足・郊外教授のこともいった。ピクニック】とあるから、その頃の大阪周辺では遠足のことを普通に運動会とも言っていたのである。
 なんで?というのは解らないが、そうだったことは解かった。記憶は正しかった。

 妻は「言葉に詳しいABC浦川アナに手紙を出したら?」と私をたきつけたが、これは大阪弁そして大阪周辺の民俗のことだから少しジャンルが合わない気がする。
 それよりも、このブログをお読みの皆さんで、「そやそや、親や兄姉や先輩が言っていた」という方がおられたら教えてほしい。
 アフリカのことわざで、「老人が一人死ぬというのは図書館がひとつなくなるということだ」というのがあるようだが、文字にしておけば少しは残るかも。

1 件のコメント:

  1. 明日は大阪ミナミに遠足に行く。急速に変貌していく上方芸能や文学の残り香を見つけられたらいいが。

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