2026年4月12日日曜日

猿回し

    猿回しの思い出というと、1970年代中頃、部落問題夏期講座での村崎義正氏の講演を思い出す。
 山口県の被差別部落に生まれた氏は、壮絶ともいえる半生の後、部落解放同盟から後に全国部落解放運動連合会(全解連)の役員を務め、同時に光市の市議会議員(日本共産党)として保革を超えて人望があった。
 光市議に初当選と同じ年の1970年、俳優の小沢昭一氏がレコード『日本の放浪芸』シリーズのために光市を訪れたことをきっかけに、1963年に途絶えていた猿まわし芸を復活させることを決意。民俗学者の宮本常一や民俗文化映像研究所の姫田忠義、過去の猿まわし師の実態を調査・研究していた詩人で社会教育家の丸岡忠雄や末弟の村﨑修二の協力を得て、1977122日に周防猿まわしの会を結成して初代の会長に就任した。四男は村崎太郎。
    その芸は、国内外の舞台やイベント、テレビ番組など多方面に活躍。猿のチョロ松は、ソニーウォークマンのCMなど「反省する猿?」でも有名になった。
 で、最初の夏期講座での講演だが、非常に困難な猿の調教の経験から、「子どもの教育には親が絶対的な権威で臨まなければならない」などという話で、民主的な教育論からは相当脱線していたのを今も覚えている。(笑)
 

    つい先日、そんな猿回しの大道芸に久しぶりに出くわした。
 お猿の芸の向こうに、長い差別と大道芸の歴史、そして部落解放運動の変質と分裂の中でそれを復活させた先人のことを思い出しながら楽しく見物した。
私が大きな声で笑ったりしたものだから、外国人観光客もたくさん集まり、私の投げ銭を見て大いに投げ銭が集まった。ふふふ。
(Wikipediaを参考にして記述した
(写真は許可を得て撮影した)

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