「働かせ方法案」が来週にも自公・維新などによって強行採決されそうだとの報道がある。
その中に含まれている「高度プロフェッショナル制度」は、当座は年収1075万円以上の労働者が対象といわれているが、経団連は400万円にしたいと主張しているから、「小さく産んで大きく育てる」というつもりだろう。
日本企業主義の下では現状ですらある種の「高プロ制度」が存在している。
人減らしをして、所定労働時間内で終わるはずのない質量の業務を「いついつまでに仕上げてね」という。
真面目な労働者ほど自分で自分を追いやって「自主的に」時間外労働や持ち帰り残業をする。
それでも、ここが大事なところだが、現行法では概ねそれらの時間外労働は割増賃金の対象になり、それが支払われない場合は賃金不払いで違法となる。
「高プロ」はその最後のつっかい棒を取っ払おうとするものだ。
思い出してほしい。労働者派遣法制定時だ。
「これは現に存在している派遣労働のルールを明確にするだけのものだ」と政府は言っていた。
そして現代の「非正規問題」が生まれてきた。
「働かせ方法案」は廃案にしなければならない。
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