〽黄金虫は金持ちだ という野口雨情の歌詞を巡って「この黄金虫とはゴキブリのことだ」「いやタマムシだ」などという意見があるが、素直にその名前からの連想だろうというのは面白味が無さすぎか。
金属の光沢を放つ黄金虫などは体中が装飾品だからお金持ちに見えると言えばそう言える。また、そのままブローチにでも指輪にもなりそうだ。
そういう黄金虫が奈良公園にはいるが思うほど簡単には見つからない。そして奈良公園のそれらはセンチコガネであるから、アクセサリーにはちょっととなるかも知れない。
しかし、センチコガネの仲間のスカラベは古代エジプトでは太陽神の化身であったし、意匠は装身具にもなっている。
写真はハナムグリである。
こちらは糞ではなく花の蜜を吸っている。
美しいので私の好きな昆虫のひとつである。
金属の光沢は普通には鳥が嫌うから「進化」のひとつだろうか。
その合理的「進化」を突然変異で説明するのは安直すぎるが、と言ってこれと言った説を私は知らない。
そして、雨情が「〽子どもに水あめ買ってきた」と想像したロジックも解らない。
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