こども園がインフルエンザで学級閉鎖になったので、祖父ちゃんひとりのわが家へ夏ちゃんを預かった。
そこで買い物がてらにバードウォッチングをと思い、双眼鏡を渡して出かけ始めた。
双眼鏡で鳥を捉えるのも慣れないとけっこう難しいものだが、夏ちゃんは少しずつ要領を掴んだようだ。
世の中にはビギナーズラックという言葉があるが、まさかのホントで、祖父ちゃんと夏ちゃんの二人はトラツグミを見つけた。
緑地の落ち葉の中で完全な保護色であったから「もしかして」と私が双眼鏡で確かめると、それは正にトラツグミだった。
あとは私が「二番目の樹の右に行った」とか「あっ、こっちを向いた」とか説明し、夏ちゃんが双眼鏡で必死に追いかけた。
そして我々が樹の陰で息を殺してウォッチングしているにもかかわらず、どこかのおっさんがドタドタドタとやって来てジ・エンド。
そのほかにもシロハラやツグミ、カワラヒワ、イソヒヨドリを見られたので、買い物がてらの夏ちゃんの初バードウォッチングとしては出来過ぎだった。
何よりも私が長い人生で今回を含めて3回しか会ったことのない珍鳥トラツグミ(鵺・ぬえ)を夏ちゃんが6歳で見たのには脱帽だ。
例によって、夏ちゃんに「トラツグミは鳴いていたか?」「トラツグミはバケモノである」「あのときに鳴いていたら夏ちゃんは死んでしまうところだった」という鵺(ぬえ)の話をした。
家に帰ってから、そういう鳥の本を読みあげてスマートフォンで鳴き声を聞かせたので、半分以上疑いながらも少し真剣に祖父ちゃんの怪談話を聞いていた。
(祖父ちゃんの話は【2月3日の「鵺が出た」】を参照)
春遅々と国会あたりに虎鶫
買い物がてらでそれだけの野鳥が見られるのですか!!ベテラン指導員のお祖父ちゃんがいて良かったね夏ちゃん!!
返信削除スノウさん、ほんとうにビギナーズラックです。2016,12,11の記事で両側町的ご近所のご婦人方の探鳥会の案内をしたことを書きましたが、そのときなどは勇んで臨んだ訳ですが、結局メジロとカワラヒワぐらいしか案内することができませんでした。
返信削除ほとんどは偶然です。そして、「これは」といったときにはカメラを持っていません。