先日のお餅つき大会では薪(まき)カマドを使って「もち米」を蒸した。
薪をくべて羽釜でお湯を沸かすのだが、ガス等にはない独特の雰囲気が出る。
その炎と煙は文句なく人々を高揚させる。
老人ホーム家族会で話していた際、「餅つきは薪カマドで蒸すと入居者も喜ばないか」と話すと、「それはどんなものですか?BBQコンロみたいなものですか?」と、全くイメージがわかないスタッフがいたが無理もないことだ。
先日のお餅つき大会で3台用いた薪カマドの内の1つはわが家のカマドだが、妻の実家で使っていた年代もので、非常に単純な、いわば鋳物製の小型ドラム缶に火口があるようなものである。
だから、ホームセンターで売っている廉価なカマドよりも風格はあるのだが、性能はもうひとつであった。
そこで今般、次のように改良した。
ひとつは煙突等がないものだからどうも燃焼効率がよくないので、カマド上部と羽釜の羽との隙間を拡大した。
安い材料でいろんな方法を試したが、最終的に、余っていた鉄製の植木鉢スタンドの脚を鉄切鋸の刃で切断して逆立ちさせた。
二つ目は、薪の下に空間を作って空気を流れさせる台=ロストルがないので、ホームセンターでガスコンロの五徳と金網などを物色したが、バーベキュー用の金網代わりのロストルを見つけた。
問題はその下の空間をどう作るかで耐火煉瓦も考えたが、長さ50ミリのボルト、ナットと直径30ミリのワッシャーで脚を付けた。
この改良がどの程度有効かは近日試される。
ホームセンターに行けば廉価な薪カマドが売られているが、それを買ったのではこんな手作りの楽しみは味わえない。
暮来月(くれこづき)餅つき道具の手入れかな
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