2015年10月3日土曜日

この男の積極的平和主義

  テレビニュースの映像で驚かれた方も多いと思うが、9月29日に大幅遅刻常習犯といわれるプーチン大統領に対して遅刻した安倍首相がごめんごめんと満面の笑顔で走り寄った絵はすごかった。
 こういう顔を卑屈というのだろう。
 ただ世界中では、その顔が馬鹿げているというのではなく、この時期になおシリアのアサド政権をバックアップするプーチン大統領に抜け駆けでお追従を振りまく安倍首相に軽蔑の論評が広がっている。
  事実、国連総会では満場の会場でローマ法王が演説したり、パク韓国大統領も大勢の前で演説したりしたが、この人の演説の際の議場はガラガラだった。
 会場を映さない「お抱え」の日本メディアが振りまく「日本ってすごい!」などという番組など見るのをやめ、冷静に世界中に飛び回っている情報を読むのが大切だ。
 その翌日の30日、プーチンのロシア軍はISではないシリア反体制派(自由シリア軍)の市民の街(ハマやホムス)を空爆した。
 この男は、世界中で市民の命を危険にさらし日本人を危険にさらしている。
 
  (この記事、誤って原稿段階で昨日公開してしまった。どうか昨日読んだのは夢・幻としてお忘れください。)
 

4 件のコメント:

  1.  長谷やん、安倍首相の国連総会での振る舞いについては、私も別の切り口から記事にする予定ですが、まだ構想段階でどんな記事になるか自信がありません。
     それに対して、長谷やんの記事は、安倍首相の日本での傲岸不遜な態度を作り笑いで覆い隠し、愛嬌を振りまく卑屈な振る舞いを見事に批判しています。
     記事に漂う軽妙な口調も、この人物の軽薄な態度を際立たせています。「よくぞ言ったり」です!

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  2.  ネット上の記事と言っても玉石混交ですが、私たちのあまり知らない外国メディアの伝えた情報などの中にハッとするものがあります。安倍首相の実質4日間のアメリカ滞在中にオバマ大統領と会えていないということもそうでしょう。日本国民にとってこの時期の安倍オバマ会談なんてどうでもいいことですが、この男がそれほど世界中から馬鹿にされていることの証明ではあります。「戦争法案の成立で宗主国は誉めてくれていっそうこの国を守ってくれるだろう」とお考えの方々にこれらの事実を広くお知らせすることが大切なように思います。

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  3. 独裁者の「ヒンケル」がリアルに重なりました。*75年前のチャップリンの映画「独裁者」ヒットラーの絶頂期、彼とナチスを痛烈に批判、笑い者にした映画。真理は「不変」ですね。

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  4.  麻生副総理の「ナチスに見習え」は粛々と進行しています。

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