先日は大阪周辺で木枯らし1号が吹いたので、アサギマダラの渡りはもう終わっただろうと感じ、そうでないなら「早く南の島に渡らないと凍えてしまうぞ!」と心配していたが、27日にのんびり屋のアサギマダラが我が家のフジバカマにやって来てくれた。どこの世界にもこういうのがいるものだ。何となく微笑ましい。
それに、凍えないまでも、強烈な西風の季節になったなら太平洋上に飛ばされてしまうぞ!とも思うのだが、そういう西風に抗して香港あたりに着いた個体も記録されていると読んだことがある。驚くほど強靭な蝶である。
写真のこの蝶が我が家訪問のしんがりかどうかは判らないが、振り返ると今年も10月いっぱい次々にアサギマダラがやってきてくれた。
今年は凜ちゃんの看護で夏から秋の季節さえ忘れるような日々だったが、病院へ出かける前の一瞬などにアサギマダラがふわふわと庭に来てくれた日はホッとしたものだ。
「あの年、君の退院を祝うかのようにアサギマダラが舞いに来てくれたのだよ」と話せる日がきっと来るだろう。
人生の真理は諸行無常だと思う。
前翅の白っぽい部分が薄い青緑色なので浅葱色。
返信削除胴ははっきりした白黒の斑模様。
なので浅葱斑(アサギマダラ)です。
ご納得していただけたでしょうか。
一昨日の朝の「よーいドン」で奈良平城でアサギマダラの飼育キットを売っている人が登場、「カブトムシは飼って死んだら終わり、アサギマダラは最後に放すところで終わりです」という話に少しホッとしましたがアサギマダラ愛好家の長谷やんはどう思いますか?
返信削除わが家の藤袴はそろそろ萎みかけですがアサギマダラが来た様子はないようです。
最後に放すなら、「人工的で自然でない」などと言わずにいいことだと思います。
返信削除ひげ親父さんのフジバカマにも昼間お留守のときにきっと来ていたのではないでしょうか。
株が増えたら近所の方々に株分けをして地域トータルで小さくないフジバカマ畑を造ればもっと来るのではないでしょうか。
昨晩は「探偵ナイトスクープ」でモテない男性が藤袴の花から香水を抽出し体に塗りまくりデートをする、という話でした。アサギマダラのオスが藤袴の花蜜を取り込み、メスを引き付けるフェロモンをだす、という説を根拠にしていました。長谷やんの藤袴の毒素をアサギマダラが身を守るために取り込む、という両説、いずれにしても何やかやとアサギマダラと藤袴の話題が続きます。
返信削除百合や蘭や薔薇や菊やの匂いに比べると格段に微かで上品な香りです。
返信削除香水やなんて、茶の間に匂いが伝わらないことをいいことに大げさな番組です。
この夏から秋には特養や病院のほかにはほとんど外出していませんから、アサギマダラは唯一の訪問者でした。
アサギマダラの話題第3弾は31日「毎日」夕刊の「こちら生きもの研究会」です。ライターの女性が箕面公園昆虫館に逢いに行くという記事です。箕面公園昆虫館は「探偵ナイトスクープ」の昆虫担当という役割があるそうで昆虫の話題になると必ず出てくる。ちなみに、子供の泣きぐせや、大人でもシャックリやけったいな癖を直してほしいなどという依頼は赤旗日曜版にも出た淀川キリスト教病院の谷先生が定番です。で、昆虫館の久留飛館長の話によると「フジバカマの蜜に含まれるアルカロイドは、オスがメスを呼び寄せるためのフェロモンを作るのに必要な成分」という事です。そして記事の脇に、アサギマダラの解説で「成虫はフジバカマやヒヨドリバナなどのキク科の花に集って蜜を吸う。毒をもつ植物を摂取することで体内に毒を蓄積し、鳥などに食べられにくくしているという」とある。また「羽の水色の半透明部分は、鱗粉の形状が特殊で、はっ水性が高い」と記載されている。ここら辺にも海上を長距離移動するアサギマダラの神秘の力があるようです。なお、久留飛館長のツイッターでは蜜を吸いに来ていたアサギマダラ20~30頭は10月26日いっせいにいなくなったそうです。
返信削除参考になるコメントをありがとうございます。
返信削除鷹の渡りでは上昇気流のできる土地や風向きの良い土地を選んでコースにしているそうですが、先日は和歌山でアサギマダラの群れが放送されていました。
さて、箕面の群れが10月26日に一斉に旅立ったのだとしたら、27日に我が家に来た個体はほんとうにしんがりだったようですね。
我が家のフジバカマは今日8割方剪定しました。匂い袋を作ります。