汚れたガラス窓の外を見ると、どこかスズメとはちょっと違う影が動いていた。
非常によく似ているがちょっと違う。
撮ってみてから確認したら、やはりアオジであった。
繁殖地は海抜1000メートル以上の山地で冬には低地にいる。
だから私の感覚でいえば冬鳥だがそれは(冬鳥と定義するのは)正確ではないらしい。
中村登流著「野鳥ガイド」の中見出しでいえば「上高地の6月はアオジの囀りでわきかえる」と述べられている。頭の中で想像するだけで肺が膨らむような気持ちのいい心地がする。
その囀りの素晴らしさはアリアのようだとこのブログで書いたことがある。
それで検索をしたところ、2012,4,13と2013,4,21に書いている。これを見た今日は4月14日。鳥は、自然は、何と律儀なものだろう。
ただ今日は、その美声でアリアを歌ってくれたのではなく、我が家の庭を散歩しただけ。
それ(アリア)は近々きっと聞けるに違いない。
早朝に窓を開けると、シジュウカラ、メジロ、ウグイスの囀りがうるさいほどだ。
写真が撮れなくても楽しい。
孫と遊んでいるとチドリが鳴きながら頭上を旋回した。もしかしたら、再びあの危なっかしい自動車駐車場にスイートホームを作るつもりだろうか。というか、あそこで生まれたチドリが帰って来たのだろうか。
鳥が楽しい季節である。
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