ミズキというと近頃ではハナミズキ(アメリカハナミズキ)の方が大きな顔をしているが、純国産のミズキも忘れないで欲しい。
春に幹を傷つけると多量の水が染み出すので「水木」というらしく、柔らかく白い幹は正月の祝い箸である柳箸となる。
このミズキ、私の周囲の本には「紅葉が綺麗」と一切出てこないのはどうしてだろう。不思議である。
近所の研究所の庭のミズキは、周辺の見事な紅葉・黄葉に勝るとも劣らない紅葉だと思うのだが・・・。
薄く透き通ったようなピンクというか肌色のそれは、非常に控えめでいて、この木の周りが光の通り道であるかのような存在感を漂わせている。
とかく世の中というものは、このように実力があるのに見向きもされない木がある一方で、中身がないのに名前だけが売れている二流品が大きな顔をしているものである。
こんな素晴らしい自然を堪能しながら、木々の紅葉を大阪W選挙と重ねて考えてしまうのは二流の風流人なのだろう。はい分ってます。
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