8月15日、全国戦没者追悼式で、天皇が「過去を顧み、深い反省の上に立って再び戦争の惨禍を繰り返さぬことをに切に願い・・」と述べたことに対比して、高市首相は「戦争の惨禍を、二度と繰り返させない」と「せ」をはさんだことを指している。
「戦争の惨禍を繰り返さない」の文章は歴代首相も発言してきたものだが、高市首相はそこへ「せ」をはさむと同時に、天皇や歴代首相が使用してきた「反省」という言葉も使わなかった。
これを、文意はそんなに変わらないのでないか、言葉のアヤではないかと考えるとすれば、中学校ぐらいの国語のテストで「主人公は何を言おうとしているか」という問いに〇はもらえない。
高市首相は、侵略戦争を進めてきた昭和前期までの政治を「反省しない」、「反省するのは嫌だ」と公言したのだ。
歴史的常識に属することでも、当事者世代がいなくなるにつれて往々にして修正されるとは、東大史料編纂所編「日本史の森をゆく」でも指摘されているところだ。
高市首相が、「せ」をはさみ われても末に あはむとぞ思ふのは 戦前の軍国政治である。

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