それらを大げさに笑うのがテレビのケンミンSHOWだが、食文化というものは甘い辛いを超えた故郷の味だし半自伝のようなものだから、その人にとってはかけがえのないものである。
先日、朝から妻と買い物に出かけ「昼食は麺類で軽く済まそうか」となり、麺と出来合いの天ぷらを買うことにした。キツネ用の揚げはストックがある。
そして妻はエビの天ぷらと日本そばを購入した。王道だろう。
そして私は中華そばとアナゴの天ぷらを購入した。中華そばである。
実はその昔、私の通っていた公立高校には食堂があった。そしてそこの「タヌキ大」が中華そば2玉と揚げだった。タヌキがなぜ中華そばなのかは知らないが、そこで3年間を過ごした。
そういう中華そばの和風だしを妙に食べたくなった。そういう郷愁を食べたくなった。
最後にこれは全く今回のアレンジだが、中華麺の和風だしに庭の花柚子を思いっきり搾って加えた。
妻もオーソドックスな天ぷらそばに花柚子を搾ったが「これは美味しい」と高評価だった。
やっぱり人の食文化を笑ってはいけない。それは文化なのだから。
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