ロシア貿易に携わる人々にとっては大打撃であるが仕方がないことだろう。
フク1原発事故やその汚染水の排水に対して中国等が日本の海産物を禁輸にしていることと同種の外交の一種で、兵糧攻めという言葉があるが、世界中がロシア産品の禁輸を厳重にすれば、ロシア国内から「プーチンはウクライナから手を引いて輸出入の窓を開け!」という声が上がるだろうと考えられている。そのように考えるのは間違いではないと思われる。
ところがこの時期、テレビやラジオの通販ではタラバガニやズワイガニの宣伝がこれでもかと流され、大きなスーパーの鮮魚売り場の一角はジャンボサイズのパックが山積みになっている。さらに14日の朝日新聞朝刊は見開きで広告が大きく打たれていた。(写真)
この状況は日本の漁船の水揚げ量とはとても思えない状況だ。「その通り」、日本はロシアの『海産物』は禁輸から外しているのだ。
世界中からあきれられている食糧自給率47%の国としては当然の結果かもしれないが、ウクライナで人々が殺されている理不尽から考えてみると、なんとも不誠実な外交ではないだろうか。
この国には、武士は食わねど高楊枝という金言がなかったか。
節度という言葉は死語辞典に入ったのだろうか。
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