その海水浴はだいたいお盆頃に終了した。その理由は、
① 遠くであっても台風の影響が出て、お盆の頃からはいわゆる土用波といううねりが発生した。この引き波は危険だった。
② この頃から電気クラゲ(カツオノエボシ?)が大量に発生した。こいつは強烈に痛痒い。
③ そして、これが一番の理由だが、精霊流しで川から流されたいろんなモノが流れ着いて浜が汚れた・・からである。
わが家は浄土真宗:真宗大谷派(東本願寺)であったから、大層なお盆の行事の記憶はなく、上記のようなことが私の「お盆の思い出」といえば思い出になる。
さて、お盆は祖霊供養を核とする仏教行事ということで間違いはなかろうが、新聞の折り込みチラシを見ると、お盆の料理用の目玉は焼き肉用の牛肉とお刺身のオンパレードだ。
祖母がいた小さい頃は「お盆だから精進料理」と言われていたのが嘘のようであるが、それもヨシだと思う。戦争のニュースを聞きながら精進料理もないだろう。ありのままがよい。
「真宗の教義にはお盆はない」と書いたことがあるが、ネットを繰ってみると「お盆の行事」を大々的に謳っていた真宗のお寺があった。そしてそれもヨシ。何でも来いだ。
凡人(私)にとっては、何らかのカタチをなぞってやっと先祖や人知を超えるチカラを思ったりすることができるのも事実だろう。日常でないことをしてみることで「そんなこと」が考えられる。
というほど大層なことではないが、私は写真のように迎え火、送り火を焚いている。
そしてお盆の行事食としては蓮の葉に盛った白蒸しを食べたいところだが、わが家近辺では入手できないので、赤飯を食べて、頭の中で白蒸しに変換している。南無~。
白蒸し、天神祭りでは氏子の力飯として振舞われ、参拝客は商店街の「薫々堂」で買えました。蒸した米に梅干し一つ、何故あんなに旨いのか不思議です。
返信削除
返信削除送る祖霊の弁当であるとかいろいろ説があるようですが、蓮の葉の上に黒豆入りの白蒸し(おこわ)が乗っているというものでした。